【マクロビ】と聞くと、
「つきあいにくい人」
「ゆうずうのきかない人」
さらには、「厳しい人」
というイメージもあったりしますよね。だから、ふみこめないでいる方へ・・・。
確かに、マクロビでない人との外食の時など、困りますよね。
空気を壊したくない、だからといって、ガマンして焼肉屋に行かなくたっていいと思うのです。
以前は、「マクロビ離婚」なんて揶揄されたりすることもあったそうです。
今でも、「家族の理解」がマクロビを実践していく時の障害になって、悩んでいる人もいるそうですよね。
「マクロビ食なんて地味で味気なくてまずいから(いや、美味しいですよ!)、
受け入れられるために華やかで、おいしく」と努力する方向性もわかりますが…
これって、
マクロビが原因なのではなく、「コミュニケーション」「信頼関係」の問題なんですよね。
「あっ、焼肉?私お肉食べないんだ…ほかのお店にしてもらえたら…」と言える関係性かどうか。
信頼関係ができていれば普通、
「あっ、そうなの?じゃあ、ほかのお店考えるね!(そうか、○○さんお肉食べないんだ…へえー、そういう人、初めてだなぁ。それもいいなあ。じゃあ、○○さんのためにいいお店探しとこう♪)」
となります。
恋愛に限らず、友人、職場の人だって、
あなたのことが嫌いじゃない人・他人を理解しようとする想像力の豊かな人だったら、絶対こうしてくれます。
「はあ?お肉食べない?えーっ、あんなにおいしいのに~カワイソー」
なんて言われることを恐れていますか?
そんなことを言う人は、自分のことしか頭にない人です。
つまり、あなたのことをどうでもいいと思っていて、あなたを自分に合わせようとする人ですから、
おつきあいする必要を考え直した方がいいと思います。
そういう人でも、あなたが「そばにいてほしい」と思うようだったら、その関係性には問題がありそうですね・・・。
ただ、「自分が」そのメンバーと食事に行くことを心から楽しみ、
「肉は酒のサカナ的に興を添えるもの」ととらえているなら、肉を食べてもいいと思います。
「たまには肉もいいかな。マクロビ的に食べればいいか!」と
美味しく感謝していただくなら、ぜんぜんアリです!
ただ、長くマクロビをやっていると、肉を焼くニオイに耐えられなくなりますが・・・。
ガマンして焼き肉行って、
「ったく・・・肉食べないって言ってるのに」と不満を隠して野菜ばかり食べてるとか、
罪悪感にかられながら肉を食べ、「あ~、食べなきゃよかった」とか
思ってたりするのが一番良くないと思います。
体も、消化不良がひどくなりそうですよね。
例えば、自分がマクロビをやっていることにうしろめたさがあったりすると、
「どうせ理解してもらえない」と相手に言えなかったり、無理して合わせたり。
まあ、職場はちょっと置いておいて、恋愛。結婚。
親友や、自分の人生の伴侶となる人と、そういう関係性でいいのでしょうか?
「自分がガマンすればいい」と不満をためこんでいると、言動にも表れてきます。
どうしても少し嫌みが入ってしまったり、卑屈な態度がにじみ出てしまったりしがちです。
相手に受けいれてもらえるか不安で、気が重くもありますよね。
後回しにしたい気持ちもわかりますが、できるだけ早い段階で伝えた方がいいと思います。
食事は毎日のことですし、社交の場にも必ず出てくるので、ガマンし続けるのは疲れます。
自分のポリシーや生活信条は、きちんと伝えて譲れない線は示した方がいいと思います。
もちろん、伝える方法は穏やかに♪
心から楽しんでやっていれば、たとえ相手に受け入れられなかったとしても、こちらの受け止め方も違ってきます。
家庭で普通食とマクロビ食の2種類の食事を作ることになったとしても、
折衷案を出したり、楽しんで工夫したり、いやいやではなく用意することができるのです。
夫婦の間柄でも、お舅さんお姑さんでも、
はじめからこちらが構えていると、聞く耳を持ってくれないのではないでしょうか。
良好な関係が築けていれば、パートナーや家族に
「健康のためにマクロビを始めようと思うんだ。
この前のあなたの健康診断結果も要注意だったし…いつまでも元気でいてほしいから」
「お義母さん、これとてもおいしくて健康にいいんですって!」と、
上から目線でなく、こうした方がいいって聞きました、と目を輝かせながら提案・紹介すれば、
「へえ、そうか」「あら、意外とおいしいわね」
ひょっとすると「私も昔、玄米食やってみたのよ。今はこんなふうにして食べるのね」なんてこともあったり。
ごく自然に話せると思います。
相手の方に、「わかってもらえる」と信じてお話ししてみることが大事です。
私は幸いにも、周囲からすんなり受け入れてもらいました。
職場:歓送迎会や仕出し弁当の発注などの際は、早めに幹事に根回ししておきます。
最初は勇気がいりますが、「肉を食べない人がいる」ということを世に知らしめていく良い機会です。
全然大丈夫でしたよ!
友達:みんな「へぇーっ」てあっさり受け入れてくれました。
お食事するお店は、いつも気にかけてチョイスしてくれています。
私がおすすめするお店も、とても喜んで来てくれます。
ちょうどアラフォーなお年頃で、「もうお肉やバーベキューって年じゃないしね」とも言っています。
大人の女性をメインターゲットとした「有機野菜」「玄米菜食」を意識しているお店も増えていますしね!
世間的にも追い風です!
これを機に、何人かが自主的にマクロビのクラスに通ったりして、それはもう嬉しかったです!
恋愛(結婚):これが、けっこうハードル高いかなと思っていました。
婚活をしていた時は、印象が良くないかな・・・敬遠されてしまうかな・・・と思いましたが、
細かいことは考えず、ありのままを受け入れてもらおうと思い、出会ってすぐくらいにアピールしていました。
ある時、少人数のお見合いパーティで
「えっ、肉食べないの!?彼氏が焼肉行きたいって言ったらどうするの?」と詰め寄ってきた男性がいました。
「・・・私は食べないんで、焼き肉屋に行くことはないですね」
「えーっ、どうして?」
「どうしてって、食べないので。」
「えー? なんで焼肉屋に一緒に行けないの?」
「レストランはたくさんありますので、焼肉屋でないお店にしてもらえたら。」
「それはないんじゃないの・・・」(オメーの方がそれはねーだろ!)(まあ、学びをくださった相手なので感謝しております)
信じらんなーい、という反応をされましたが、この件ではっきり決意しましたよ。
余計なストレスを抱える必要はない、と。
自分と違う価値観を理解しようとしない人と、結婚などできるわけがありません。
エネルギーを無駄遣いしないためにも、自分の生活信条ははっきりアピールし、
それを理解してくれる人と結婚するのが一番です。
結婚は、その「一人」と出会えればいいんですから!
そして実際結婚した夫は、出会ってすぐに周囲から私の食志向をリサーチし、合わせてくれました。
それに、私の方はあまりうるさく言わないのに、
夫は自主的に肉を食べないようにし、マクロビにも積極的で、料理も作ってくれています。
子どもには生まれた頃からマクロビを徹底したい、と夫の方が熱心です。
夫の母と同居していたのですが、お姑さんもとても理解のある方で、全く問題なしでした。
そもそも、マクロビって伝統的な粗食の和食ですから、高齢の方にはなじみもありますよね。
ちょっとノロケになっちゃったかもしれませんが、こういう例もあるんですよとご紹介して、
夫婦仲にお悩みの方や、婚活中の方に参考にしていただけたらと思います。
マクロビを実践していると、考え方も変わってきます。
醸し出す雰囲気というか、オーラも変わってきて、引き寄せられてくる人も変わってくるんです。
私がこんなに理想的な夫と結婚できたのも、マクロビオティックのおかげです!
本当に、感謝しています!!!