世界で一番貧しい大統領 ホセ・ムヒカさん
２０１２年６月、ブラジルのリオデジャネイロでの国連主催の環境会議にて、
ウルグアイ（南米の小国。人口３４０万人。東京都の４分の１です）の
元大統領ホセ・ムヒカさんのスピーチが世界で話題を呼びました。
私はスピーチを聞いて、金槌で殴られたような衝撃を受けました。
「貧しさとは、物を少ししか持っていないことではない。
もっと、もっとと求めて満足しないこと」
・・・使い捨て、消費社会への痛烈な批判です。
先進国に住む者は、大いに反省し、目覚めなければならないと思いました。
「発展は幸せの邪魔をしてはならない。
発展は人類の幸せ・愛・子育て・友だちをもつこと
そして必要最低限のもので満足するためにあるものなんです。
なぜならそれが一番大切なものなのだから」
ムヒカさんはとてもチャーミングで国民から愛されている大統領ですが、
凄まじい過去を乗り越えてこられた方です。
その生き様には心が震えます。
地球の反対側に、こんなすてきな指導者がいて、
同じ時代を生きられたことを嬉しく思います。
ご高齢ですが、幸せに長生きしていただきたいと思います！
ホセ・ムヒカさん
（ホセ・アルベルト・ムヒカ・コルダノ）
José Alberto Mujica Cordano
愛称はエル・ぺぺ。
１９３５年５月２０日生まれの８２歳。
ウルグアイ第４０代大統領。
報酬の大部分を寄付し、月1,000ドルで質素に暮らす。
マヤ暦占星術で見るとKIN227 青い手・白い風・音６。
心優しく幸運に恵まれ、いろいろな体験をする青い手と、メッセンジャーである白い風、リーダーシップを発揮する音６を持っています。
人生のサイクルは見事にマヤの通り！長く投獄されていた間は白の時代、太陽の紋章・ウェイブスペルともに青い手の年に選挙に当選し、政治家生活がスタートしています。
話題のスピーチ動画
ムヒカさんの肉声はやはり心に響きます。
スペイン語ですが、何度も出てくる単語はわかるし覚えますね！
BGMがつけられている動画もあるのですが
ない方がよりメッセージが伝わってきます。
日本の番組で放送された動画です。
（池上彰スペシャル特別編２０１６年４月８日放送：フジテレビ）
画像がとても鮮明で見やすいです。
吹き替えですが、ムヒカさんの情熱そのままに、素晴らしく再現されています！感動して涙が出てしまいました。
（吹き替えは声優界の重鎮・羽佐間道夫さん：
なんと2016年で８３歳！）
ムヒカさんの本 おすすめ
何年も投獄されていた波乱に満ちた生涯。
今のチャーミングな笑顔からは想像もつきません。
この経験こそが、心から人の幸せを願う偉大な指導者を生み出したのでしょう。
１９年間の現地取材をもとに書かれています。
国連の会議スピーチ全文が載っています。
シンプルな暮らしぶりの紹介と、真理に到達した言葉。
現代にこんな大統領が実在するなんて、圧倒されます。
こども向けの絵本ですが、一人で理解できそうなのは小学校高学年くらいからかな。
小さい子には、やさしく解説しながら読んであげても。
魂が震えるシンプルな言葉が満載です。
泣けます。
たくさん気付かされます。
優しく美しい絵にも癒されます。
大人にもぜひ読んでもらいたいです。